雨不足

農家さんが田んぼの準備が着々と進める中、我々の暮らす地域ではほぼ降っていない雨。

川は干上り、本来取水する用水路にもまた水が流れていない状況。こういう事態に備えての深井戸ポンプが設置されているものの電源は既に断たれており、稼働できないという事で、今回弊社にお話を頂きました。

深井戸ポンプは設置から随分年月が経っていましたが、現場調査を実施したところまだ使えそうではあった為、発電機を電源として試験運転を行う事に。

動かない・・動こうとはしているものの、水が揚がる様子もなく、発電機は苦しそうな音をあげるばかりです。どうやら羽根車が固着している様相。

既設ポンプを井戸から引き抜いてみる事に

長い!!

ポンプ本体は錆で天ぷらの如し。これは見るからに動きそうもなく、代替ポンプを検討します。

深井戸ポンプ(口径150㎜)は細長い仕様で、また井戸自体の直径も300㎜程。この穴に入るポンプを選定しなくてはいけません。

この時期は苗代に使うだけの水で良しとの事で、沢山の水量を必要としない為、検討の結果「UL-284(口径100㎜)」を選定しました。吐出水量は既設ポンプと比較すると目減りしますが、井戸のサイズの問題があり、弊社在庫ポンプの中から井戸に納まる物で最大限の吐出量がある品物になります。

既設配管を使用する事とした為、100㎜→150㎜に異形継手を使用し接合しています。

設置完了。

本格的に田んぼに水張りをする頃には雨は降っているのかと心配になります。

降らなかった時の為に既設ポンプの修理作業を急がなければ。

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